映像演劇ワークショップ『スクリーンをつかって、演じてみたら?』

舞台映像作家の山田晋平さんと、既存の演劇手法に捉われない表現を探求するチェルフィッチュ主宰の岡田利規さんを講師に迎え、2人がタッグを組んで生み出した「映像演劇」(※1)のワークショップを開催します。

1日目は、様々な舞台演出の映像を製作してきた山田晋平さんによる“導入編”。翌日の“本編”に向けて「映像演劇」に関するレクチャーをおこないます。山田さんのこれまでの活動や、映像製作のプロセス等もシェアしてもらうので、“本編”参加以外の方にも広くご参加いただける内容です。拠点の愛知県豊橋市に「みずのうえ文化センター」(※2)を設立した経緯やその活動など、映像以外のお話も。

2日目は、山田晋平さん・岡田利規さんによるワークショップ“本編”を開催。カメラとプロジェクターを使い、カメラの前で実際に演じみることで「映像演劇」の手法を体感し、その可能性を講師と参加者で考えてみます。


※1)映像演劇
俳優の等身大の映像をスクリーンなどに投影することによって、その空間にフィクションを立ち上げる「演劇」の手法で、チェルフィッチュの作品として2018年以降、主に美術館や展示室で発表されてきた。2022年からは劇場空間にも進出。


※2)みずのうえ文化センター
愛知県・豊橋駅近く、水路の上に立つ商店街ビルの一群、通称 “水上ビル” にオープン。この水上ビルにアトリエを構え、豊橋を拠点に世界的に活動する舞台映像作家・山田晋平をはじめ、民間と公共施設で働くメンバーで運営している。2023年4月から月1回程度、 専門的でありながら実験的なコンテンツを生み出し、発信している。

<①導入編>

日時:   2月5日(月)19:00~20:30

参加費:  無料

定員:   30名(高校生以上)

講師:   山田晋平(舞台映像作家)


<②本編>

日時:   2月6日(火)17:00~21:30

参加費:  一般2,000円/U-20(20歳以下)1,000円

定員:   15名(高校生以上/①の導入編への参加必要)

講師:   山田晋平(舞台映像作家)

      岡田利規(演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰)


会場:  ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)※導入編・本編共に

お申込み:予約フォームより受付中!



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山田晋平

舞台芸術と現代美術分野の映像制作が専門。現代美術家とのコラボレーションによるプロジェクションマッピングや映像インスタレーションなどの製作も行い、舞台芸術と現代美術のフィールドを横断しながら、映像芸術の新たな可能性を探る活動を展開する。また、ワークショップやローカルなアートプロジェクトに多数携わり、芸術の教育普及に取り組んできた。20年3月愛知県豊橋市大豊商店街(通称:水上ビル)に移り住み、アトリエ兼自宅「冷や水」を開設。21 年、(株)青空を設立。 国際芸術祭「あいち2022」ではテクニカルディレクターを務めた。23年4月、10名ほどの豊橋の仲間たちとともに「みずのうえ文化センター」を立ち上げ、それぞれの興味関心を交流させながら、実験的なアート&カルチャーイベントを毎月1-2回実施している。

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岡田利規

演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。2007年に同作で海外進出を果たして以降、世界90都市以上で上演。欧州の公立劇場のレパートリー作品を数多く手掛け、ミュンヘン・カンマーシュピーレ『The Vacuum Cleaner』(2020年)およびタリア劇場『Doughnuts』(2022年)が、ドイツ語圏でその年に上演される約400作品から“注目すべき10作”を選出するベルリン演劇祭「Theatertreffen」に選出。音楽家・美術家・ラッパー・ダンサーなど様々な分野のアーティストとの協働、オペラ演出や能の現代語訳など、その活動の幅を広げている。小説家としては、2007年にデビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(新潮社)を発表、2022年『ブロッコリーレボリューション』(新潮社)で第35回三島由紀夫賞、第64回熊日文学賞を受賞。

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