ProgramC ・D参加作品『東風』
「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ梅の花、あるじなしとて春な忘れそ」 菅原道真が太宰府でよんだ和歌を出発点に、「不在」と「記憶」「世代を超えた身体の対話」を描く。語りかけの相手として梅の花を選んだ和歌の構造を、言葉にできない想いを託す身体の動きとして再解釈。円を描きながら交差し、やがて別々の道を歩む姿は、現代の分断や孤立の中でも続くつながりを示唆する。目に見えない関係性を可視化し、「今の私にとっての梅とは何か」を問いかける。身体が語る歴史と時間の層とは?
東風
振付▶鈴木アイリ
出演▶鈴木アイリ・内田正信
上演日時▶ 2025年12月13日(土)18:30
2025年12月14日(日)13:30
会場▶ パピオビールーム 大練習室
鈴木アイリーーーーーーーーーー
15歳でダンスを始め、NYでリモンテクニックとバレエを中心に学ぶ。2009年以降、フランスとスイスを拠点にPerrine ValliのAssociation Sam-Hesterとともに国際ツアーを行い、ベルリンのTanz im AugustやスイスのNyon Dance Festivalなどに出演。自身も振付家としてインドや香港、秋田など国内外のレジデンスやフェスティバルにて創作活動や公演を行っている。
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